写真のあれこれ 2013年後編
後編です。
では、先ほど冒頭で紹介しましたlast sceneに繋がる作品から紹介を。
last sceneの(今現在)最後の写真群になっているもの。
副題として「朝は来ない」というタイトルがついています。
こちらから見る事が出来ます。
一連の写真を見ると、先ほど紹介したlast sceneと対になっています。
というのも、前回のlast sceneで私の中での「負の感情をうつすこと」が終わってしまっていて。
全部もういいかなー、と振り切れてしまい。
けれど、その感情で撮った作品たちに救いが無いのはどうしても、悲しいなあと感じ、作品を救う為に制作したものがこの一連の「朝は来ない」なんです。
朝は来ない、というタイトルは「斜陽」というバンドの曲からお借りしました。
この曲をお借りした事にも非常に深い意味があるのですが、それはまたいずれ。
この作品たちは、苑縁さん主宰の雑誌、「殆ど無い」の三号に文章と共に載せていただいています。
ネット上に作品を公開するのは今がはじめて。
雑誌が手元にある方は文章と共に、映画を観るような感覚で楽しんでいただけたらなと思います。
このワンカットは撮影に協力してくれたお二人のオフショット的な一枚。穏やかで優しいお二人なんです。
殆ど無いの表紙もこの頃撮影させていただきました。
モデルのあさひちゃんはカメラを向けるたびに色々な表情をしてくれてテンポ良い撮影がとても気持ちよかったです。
また被写体とカメラマンとして関わってみたい人の一人。
この頃の生活の写真としては気に入っているのはこの一枚かなあ。
下高井戸の焼き鳥屋さんのおばちゃんです。とっても良い笑顔をくれました。
「ブログに載せても大丈夫ですか?」とききにいったらまたこの笑顔で承諾をくれたので載せます。
焼き鳥を買って帰りました、おいしかったです。
負の感情の云々は自分の中で簡潔したと前述しましたが、そこで去年の後半に撮影しはじめたのが、「生活」シリーズ。
こちらから少しだけみる事が出来ます。
人の生活する気の抜けた時間をうつそうと、始めたものになります。
彼らの生活はとても興味深いものだったので、去年の後半は彼らを中心に多くの写真を撮っていました。
草津温泉に行きましたねぇ。これは作品ではなく、旅行写真です。補正等も一切なし。
携帯電話を無くしたりしましたが楽しい旅行でした。
あとは年の中盤にコンデジ、GRⅣを手に入れたので、よくポケットやリュックにいれて持ち歩いています。
さっと出してさっと撮れるのは魅力的ですね。
Teenagers Bloody KillinGの遠征についていったときのもの。対バンthe Keeleyとのお食事。
GRⅣは便利です。とても。
さて、2013年はこの辺で終わりにします。
振り返ってみると、この年から写真の撮り方がしっかりしてきた気がする。人を見据えるというか。
次は2014年。今年です。